かつてそこにあった月。 

今、窓から空が見える?

ってあたしは聞いた。


受話器の向こうで気配が窓に近づく。



その三日月があなたで、

その先にある小さく一番に光ってる星があたし。


あたしはまるで

あなたに守られているように。



恋の始まりの頃

そんな風にふたりを喩えて


その時のあたしたちの笑顔は

偽りなんかじゃなかった。



今になって考えると

ちゃーんとそんな要素は最初からあって、


本物の

愛だったのかどうか


理解するだけの時間が経過した頃、


あたしたちはダメになった。



想い合う気持ちには嘘はなかったけど、

あたしたちは割れたひとつのものの


片割れ同士なんかじゃなかったよね。



月はいつか満ち


そしてまた欠けていった。


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[2009/02/04 20:52] 今、誰かを好き? | TB(0) | CM(0)

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